SCIEN
相談から1.5ケ月で、まず動くものを。福祉現場の対話支援を、伴走しながら形にするアジャイル開発
  • AI活用型 新規事業開発支援
  • オーダーメイドAI・システム受託開発

相談から1.5ケ月で、まず動くものを。福祉現場の対話支援を、伴走しながら形にするアジャイル開発

  • #デジタルヒューマン
  • #対話AI
  • #HCI
  • #UI/UX設計
  • #レポート生成
  • #予兆検知
  • #自然言語処理

プロジェクト概要

会社名

株式会社チャレンジドパーソン

業種

福祉・就労支援

担当者

代表取締役社長 内海 洋平様

課題

障害のある方の対話支援に必要性を感じていたが、どう形にし、現場で運用するか、仕組みづくりが課題だった。

支援内容

  • AI活用型 新規事業開発支援
  • オーダーメイドAI・システム受託開発

支援期間

2025年9月〜現在

障害のある方のコミュニケーションを支える現場では、「いま、この瞬間に話せる相手がいる」ことが、大きな安心につながります。チャレンジドパーソン社の内海社長は以前から、障害のある方が対話できる「仕組み」の必要性を感じていました。

SCIENは内海社長とともに、対話支援のためのシステム / アバター(以下、対話支援アバター)の構想を、アジャイルに形にする取り組みを開始。今回は、プロジェクトの始まりから運用の難しさ、そしてこれからの期待までを伺いました。

話し相手になってくれるものがあったら—取り組み前からあった想い

今回の取り組みが始まる前、どんなお気持ちでしたか?初回のオンライン面談のときの印象も含めて教えてください。

正直、こういう「対話をする仕組み」は、ずっと欲しいと思っていたんです。障害のある方が、話し相手になってくれるものがあったら、救いになる部分があるんじゃないかって。ちょうど世の中でチャットの技術(ChatGPTのようなもの)が出てきて、「僕らが普段会話するように、そういうことができないかな」とおぼろげに思っていました。

最初の面談で、そのお話をされていましたね。

そうです、そうです。で、小野さんが心理学などの知見も持っていて、話を聞きながら「もしかしたらできるかも」と思えて、ワクワクしました。 2回目に「こんな感じならどうでしょう」という資料が出てきて、そこからは早かったですね。たぶんその場で「やりましょう」と。1週間以内に契約しましょう、みたいな。

社長が勝手にやってる、にしたくない。一番の難しさは「運用」だった

始まってみて、難しかったことはありましたか?

特に難しかったのは、社内で言うと、どう運用していくか。スタッフが、これをどう日常業務に組み込んでくれるか。そこはずっと考えていますし、今も考えています。たとえば利用者さんが「クマさん(対話支援アバター)ならしゃべるよ」って言ったときに、ぱっと「じゃあクマさん出すね」って自然に出せる状態が、いちばん“落としどころ”として良いと思うんです。

必要なときに、すぐ使える形にする。

そうです。必要とされるものでないと、また「社長が勝手にやってる」みたいになってしまう。それは絶対にしたくない、というのが社内的な課題として大きかったです。

スクラッチ開発の不確実性—「作ってください」ではなく「一緒に探す」プロジェクト

今回のようなスクラッチ開発に近い形は、これまで経験はありましたか?

チャレンジドパーソンとしては、ないですね。基本的には、できているもの(既製のサービス)を導入することが多い。だから「どうなるか分からない」というのはありました。これは「これ作ってください」とオーダーしているわけじゃないから。考えて、試して、うまくいくかもしれないし、いかないかもしれない——それを重ねていく。そこをイメージする作業は、結構難しかったです。

不確実性があるからこそ、対話しながら形にしていく必要がある。

そうですね。だから僕が気を付けていたのは、邪魔しないこと。詳しくないのに口を出しすぎても良くない。小野さんが持っている部分を出してもらうほうがいい、という感覚でした。「こうしよう、ああしよう」と言うより、任せるところは任せる。緊張感はあるけど、ちゃんと向き合って、スタッフも巻き込んでやらないと、途中で「ごめん、できなかった」はできないですから。

まず動くものを—1.5か月でのアウトプットが、前に進む力になった

プロジェクトの初期に「何かしら動くもの」を、というお話もありました。

そこは明確にお願いしましたね。結果的に、1か月半で出してもらったと思います。あれはめちゃくちゃ早かった。まず「動くもの」が出ると、そこからが本当のスタートになる。そこはすごく大きかったです。

目指すのは「決める」ではなく「橋渡し」—支援者の力になれる未来へ

これから、この取り組みがどうなっていくと良いと思われますか?

障害のある方のサポート、特に支援者の方のサポートになればいいと思います。それと、言葉の選び方は難しいんですけど、アバターやシステムが何かを“決める”というより、あくまで橋渡しというか、仲介というか。渡してもらって、コミュニケーションが進むような存在になっていくといい。

現場でがんばっている方々への配慮も含めて、丁寧に設計していく必要がありますね。

そうなんです。「これ入れたら良くなるよ」って言い切るのも、よく考えると失礼にならないか、とか。良くならなくはないと思うけど、時間がかかったりもする。だからこそ、丁寧に進めたいですね。

内海社長からSCIENへの一言

最後に、今回の取り組みを通して感じたのは、“一緒に悩みながら、形にしていく”価値です。最初は不確実性もありましたが、早い段階で動くものが出て、そこから議論が前に進みました。現場で必要とされる形に落とし込みながら、支援者の方の力にもなれるように、これからも一緒に磨いていきたいと思っています。

記事を共有

あわせて 読まれている事例

すべての事例
Contract development New Business Development Research and Development Consulting
Contract development New Business Development Research and Development Consulting
Contract development New Business Development Research and Development Consulting
Contract development New Business Development Research and Development Consulting
Contract development New Business Development Research and Development Consulting
Contract development New Business Development Research and Development Consulting