「トライアングルエヒメ3.0」継続枠に採択 〜愛媛県の紙産業における品質管理業務の高度化へ〜
株式会社SCIENは、愛媛県のデジタル実装支援事業「トライアングルエヒメ3.0」の令和8年度継続枠に採択されましたことをお知らせいたします。本事業では「製紙業特化型AIモデルによる品質管理業務の自動化プロジェクト」として、シンワ株式会社・リンテック株式会社を実装先に、熟練検査員の知見をAIに転写する取り組みを進めてまいります。
背景と課題
愛媛県の紙産業では、欠点検査の機械化が進む一方で、「その欠点が許容できるか否か」「後工程でどのように扱うか」といった判断は、依然として熟練検査員の経験や現場知に大きく依存している領域です。人手不足、技能継承、廃棄ロス削減といった課題に対し、属人化した判断を組織知として再現可能な形に整えることが求められています。
プロジェクト概要
本プロジェクトでは、「説明できるAI」と「現場知を転写するデータ基盤」を構築し、判断根拠をメタデータとして蓄積する人間中心型の改善サイクルを実現します。
- 説明可能なAIの構築:判定理由と根拠を言語化し、現場で納得感を持って運用できるモデルを設計します。
- Human-in-the-Loop改善:検査員の修正理由を記録・学習に反映させ、現場での運用を通じて精度を高めます。
- データ基盤整備:将来的ななぜなぜ分析、FTA、廃棄ロス要因分析にも接続可能な、再利用性の高いデータ基盤を整えます。
人材育成枠としての取り組み
本プロジェクトは「トライアングルエヒメ3.0」のAI人材育成枠としても採択されています。地域の学生・若手人材を登用し、現場データの取得からモデル学習、評価、運用保守までの一連の実装プロセスを経験させることで、地域に根ざした実装型AI人材の育成にも貢献してまいります。
今後の展望
SCIENは、東京大学松尾研発のスタートアップとして培ってきた開発実装デザイン × 最先端SCIENCE × 現場知の三位一体のアプローチを基盤に、製造現場で「使われ続けるAI」の社会実装を進めてまいります。今後とも、株式会社SCIENをよろしくお願いいたします。
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